世界貿易機関が発足してから20年来、初めてアフリカで行ったこの閣僚級会合では、農業と後発開発途上国の発展問題が会議の焦点となりました。会議は「ナイロビ閣僚宣言」を採択し、アフリカなどの発展途上国が最も関心を寄せている農産品の輸出について共通した認識に達し、162のメンバーは初めて農産品輸出の補助金の撤廃を約束し、輸出融資の支持やコットン、国際食糧援助などについて多国間の新しい規則を決めました。
王受文次官は会議後の記者会見で、「最も注目に値する成果は、農産品輸出補助金の撤廃に関する協議の調印だと思う。協議の達成は発展途上国の勝利であり、発展途上国の農民たちの収入増加に重大な意義がある」と指摘しました。
王受文次官はまた「会議開催期間、中国が打ち出した貿易の包容的発展は、各国から積極的な回答をもらい、共通認識達成のためによい役割を果たした。また、会議に先立って、中国が『中国プロジェクト円卓会議』を主催したことも、後発開発途上国が早く多国間貿易体制に入ることにも積極的な役割をはたし、好評を博した」と述べました。(藍、kokusei)
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