王毅外相は9日パキスタンの首都イスラマバードにて、アフガニスタン問題に関して討議するイスタンブール・プロセス第5回外相会合に出席しました。

　王外相はアフガニスタン情勢について、平和と再建への援助と支持、国内和解プロセスの推進、自主発展能力の強化、地域の安全協力と連携、経済融合といった方面での、各側のいっそうの協力を呼びかけました。

　また、王外相は「中国はこれまでもアフガニスタンの需要に応じた援助を提供してきた。今後も無償援助としてアフガニスタンで住宅を建設するほか、震災救援のための緊急支援の提供、さらにインフラ整備推進計画の制定に協力する方針だ」と述べるとともに、「中国は、イスタンブール・プロセスの枠組み内で確立された『信頼醸成措置』を支持し、昨年の北京会議で合意された反テロ、麻薬取締りと防災管理に関する養成班の設立を推進する。中国とアフガニスタン両国間の協力を支える、細やかで多角的な協力を展開していきたい」と語りました。（ミン・イヒョウ、謙）