王毅外相はイスラマバードで9日、パキスタンのシャリフ首相、アフガニスタンのガーニ大統領と三者会談を行いました。

　三者は、「中国、パキスタン、アフガニスタンは互いに重要な隣国であり、パキスタンとアフガニスタンが相互信頼と協力を絶えず強化することは、両国と地域の国々にとっての共通利益に合致する」という意見で一致しました。これについて中国は同両国の関係改善を堅く支持し、そのために積極的な役割を果たすという自国の立場を示しました。

　三者はまた、アフガニスタンの平和と再建は、同国と国民の根本的利益に関わり、この地域の平和と繁栄にも合致するとし、アフガニスタン支援の約束の確実な履行を国際社会に向けて呼び掛けました。また、中国とパキスタンは、それぞれのやり方でのアフガニスタン支援を表明しました。

　さらに、テロリズムに対しても、「テロは地域の、そして世界の平和と安全を深刻に脅かすもので、国際法に基づいてテロ取締りの協力を進め、安全面での脅威に共同で立ち向かう」と、三国代表の意見が一致しました。（MOU）