習近平国家主席は4日、南アフリカのヨハネスブルグでエジプトのイスマイル首相と会談し、「次の段階で、双方はハイレベル交流を強化し、共に今後の二国間協力を模索していきたい」と期待を示しました。

　席上、習主席は「中国側は始終戦略的視点から中国とエジプトの戦略的パートナー関係を重視し、推進しており、一貫してエジプトの安定と発展を支持し、エジプト側と共に、両国間の全面的かつ戦略的パートナー関係を新しいステージに進める努力をしていきたいと考えている。また『一帯一路』（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）の枠組み内で、両国が電力や交通、インフラ整備などの分野における生産能力協力の重点プロジェクトの実施を加速させ、実務協力の目玉としたい」とした上で、「安全保障協力を拡大し、国際問題や地域問題における協力関係を強化し、両国をはじめ、広範な発展途上国の共通利益を確実に守っていきたい」と述べました。

　これに対して、イスマイル首相は「エジプトと中国は、まもなく国交樹立60周年を迎え、二国間関係は長足の進歩を遂げている。双方は経済・貿易や安全保障、多国間関係などで、安定した協力関係を保ってきた。エジプトは、習主席がこの日、中国・アフリカ協力フォーラムサミットの開幕式で発表した談話を高く評価し、今後の中国とアフリカの協力関係に豊かな成果を実らせてくれることを期待している」と述べました。（藍、む）