パリ同時多発テロを受け、ヨーロッパではシリア難民の受け入れを拒否する声が上がっている一方、米国でも政府のシリア難民受け入れ計画が非難されたりしています。

　オバマ大統領はG20サミット開催中に「米政府の難民受け入れ意向は変らないものだが、27州の州知事がシリア難民受け入れに反対の意向を表明した」と強調しました。

　オバマ政権のシリア難民受け入れ計画によると、米国は2016年に1万人のシリア難民を受け入れる予定ですが、これは各州にいる難民の数が大幅に増えることとなります。また、国家安全に危険をもたらす理由で、共和党は国会で難民受け入れ計画の実施を阻止しようとしています。（ミン・イヒョウ　Kokusei）