会員登録

張志軍主任、両岸指導者の会談を語る

2015-11-09 16:14:18     cri    
 中国大陸の指導者•習近平氏と台湾の指導者•馬英九氏の会談が7日午後、シンガポールで行われました。会談で双方は両岸関係の平和的発展について意見を交わしました。

 中国共産党中央台湾活動弁公室、国務院台湾事務弁公室の張志軍主任は今回の会談について、「両岸指導者の66年ぶりの会談は両岸関係発展プロセスで重要な一里塚的な意義を持ち、両岸関係の発展に対して深遠な影響を持つことから、両岸関係の歴史に記録されるに違いない。両岸双方は相互尊重と建設的な態度で、平和的発展と民族復興というテーマをめぐり、両岸関係にかかわる問題について率直に意見交換を行い、積極的な共通認識に達した」と述べました。

 張主任は両岸指導者の会談で収めた成果を以下6点にまとめています。

 一、会談は両岸関係の歴史的一頁を切り開いた。会談で、両岸指導者は2008年以来両岸関係の平和的発展で収めた重要な成果を肯定し、『九二共識(92年コンセンサス)』を引き続き堅持し、共同の政治的基盤を固め、両岸関係の平和的発展を推進し、台湾海峡の平和と安定を維持し、意思疎通と対話を強化し、両岸の交流を拡大し、協力を深め、互恵共栄を実現させ、両岸の民衆に幸せをもたらすことになる。両岸同胞は共に中華民族に属し、手を携えて協力し、中華の振興と民族の復興に尽力すべきだと認めている。この共通認識は両岸同胞に両岸関係発展の方向と基礎、ルート、目標を指し示した。両岸関係の長期的発展にとって重要な意義がある。

 会談は両岸の交流を新しいレベルに引き上げ、両岸のハイレベル往来で重要な一歩を踏み出し、両岸指導者の直接な対話で先駆けとなり、両岸関係発展の新しい見通しを切り開いた。

 二、両岸関係平和発展の共同の政治的基盤を固めた。「一つの中国」と言う原則を堅持するのは両岸関係の改善と発展における根本的な政治的基盤である。1992年、海峡両岸関係協会と台湾の海峡交流基金会が「一つの中国」の原則を堅持する「九二共識」を達した。この「九二共識」がなぜ重要なものだと言うのは、「一つの中国」の原則を具現し、両岸関係の根本的な性質をはっきりと定義した。大陸と台湾が共に一つの中国に属し、両岸関係が国と国の関係ではなく、「一中一台」でもなく、一つの国の内部関係だということをはっきりと示した。両岸指導者は会談で「九二共識」を認め、両岸関係平和的発展の政治的基盤を強固なものにした。両岸関係の平和的発展プロセスと台湾海峡の平和と安定にプラスとなる。

 三、両岸関係の平和的発展の道を歩む自信を固めた。「台湾独立」に反対することは両岸関係の平和的発展を確保するための必要な前提だ。習近平氏は、「現在、両岸関係の平和的発展にとって最も現実的な脅威は『台湾独立』勢力及びその分裂活動だ。これに対し両岸同胞は一致団結し、断固として反対すべきだ」と指摘した。これはわれわれの「台湾独立」に反対する立場を十分に表明した。

 四、両岸の各分野の交流と協力を推進した。今回の会談で双方は積極的な措置を取って両岸の経済、文化、社会など各分野での交流と協力を拡大することや、同胞間の感情を融合させることで合意した。これは、両岸の各分野での交流と協力、及び協商と協議に新しい原動力を注ぎ込んだ。

 五、両岸が手を携えて民族の復興を実現する情熱と力を凝集した。双方は、両岸同胞が共に中華民族に属し、中華民族の子孫だと強調し、両岸同胞が共同で中華民族の偉大な復興に力を尽くすよう呼びかけた。

 六、両岸の中国人が自らの問題を解決できる能力と知恵を持つことを示した。台湾問題は本質的に中国内部の事柄だ。しかし外部勢力の介入を受けている。習近平氏は「われわれは行動で、両岸の中国人が自らの問題を解決する能力と知恵を持つことを世界に表明すべきだ」と指摘した。馬英九氏も「両岸関係が海峡両岸によって平和的に処理できることを示すべきだ」と述べた。これは、両岸の間に未解決の問題があるが、双方が「一つの中国」の原則の下で中華民族の利益を考慮して対話と交流を行えば両岸の問題をうまく解決できるに違いない。

 国務院台湾事務弁公室の張志軍主任は、両岸指導者の会談で収めた成果をこのように語りました。(玉華、kokusei)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS