ロシアは8日、エジプトに専門家を派遣し、地元空港の管理状況を調査します。エジプトにいるロシア国民約8万人のうち、1万5000人余りが帰国しました。現在、ロシア旅客機が墜落した原因はまだ確認できず、エジプト空港のずさんな警備体制の在り方は問われています。

　ロシアのドボルコビッチ副首相は8日、「ロシアはエジプトに専門家チームを3陣派遣し、空港の管理状況を調査する予定だ。第1陣はすでに到着した。これらの専門家はロシア航空運輸担当部門とその他の専門機構から派遣され、エジプトの専門家と調査チームを組んで、各空港の警備状況を調べる」と紹介しました。

　回収されたブラックボックスの録音の最後の1秒に騒音が記録されているが、さらなる分析が必要だということです。

　飛行安全を確保するため、イギリス、フランス、ドイツ、トルコ、アラブ首長国連邦などがエジプトのシャルムエルシェイクにいく航空便を一時停止する措置を取っています。ロシアは6日、安全上の理由から、エジプト全土と自国を結ぶ航空便の運航を一時停止しました。（殷、kokusei）