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3日と4日の両日、マレーシアのクアラルンプールで開かれていた東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議では『共同宣言』の採択が見送られることになりました。これについて、中国国防省報道事務局は4日、「非常に残念に思う」と明らかにしました。
中国国防省報道事務局は「中国は『共同宣言』草案の内容について、輪番議長国のマレーシアとずっと協調と意思疎通を保ち、関連内容については、マレーシアとその他のASEAN加盟国と共通認識に達した。しかし、ASEAN域外の国がこうした共通認識を無視し、『共同宣言』に今回会議の議題とは全く関係のない内容を強制的に書き入れようとした。このやり方はASEAN拡大国防相会議の主旨と原則に背き、交渉メカニズムにおけるASEANとしての中心的役割を損なうものだ」と指摘しました。
中国国防省報道事務局はさらに、「こういった状況の下で『共同宣言』の採択が見送られた。その責任は域外の国にある。中国は各側がASEAN拡大国防相会議の持つ協力の雰囲気を大事にし、交渉メカニズムの主旨・原則・目標を大事にし、その今後の役割発揮に取り組んでいくよう期待する」と強調しました。(殷、kokusei)
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