第48回東南アジア諸国連合（ASEAN）外相会議が4日、マレーシアの首都クアラルンプールで開幕しました。会議では、今年末までに発足させる予定のASEAN経済共同体について議論が交わされ、11月にクアラルンプールで開催されるASEANサミットのための調整が行われます。

　ASEAN輪番議長国を務めるマレーシアのナジブ首相は開幕式の演説で、「これから開かれるASEANサミットで、2016年以降のASEAN経済共同体ビジョンを定め、年末にその経済共同体を発足させる。これは、ASEANの"1つのビジョン、1つの身分、1つの共同体"というコンセプトの実現に大きな一歩を踏み出すことになる」と述べると共に、ASEANの影響力を強め、地域間協力と対話を通じて気候変動や多国間犯罪などの問題に共同で対応していくとしています。

　中国プラスASEAN（10＋1）外相会議、ASEANプラス中日韓（10＋3）外相会議、東アジアサミット外相会議なども次々とクアラルンプールで開かれ、中国の王毅外相がこの一連の会議に出席します。（ZHL、小山）

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