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李克強首相、「中韓貿易協力は世界的モデルケースに」

2015-11-01 18:15:37     cri    

 韓国を訪問中の李克強首相は1日、韓国の経済界が主催する昼食会に参加し、演説を行いました。李首相は演説の中で、中韓の経済貿易の関係発展は世界でも模範的なものだとし、「両国が『一帯一路』と『ユーラシア・イニシアチブ』などの戦略が互いにリンクできるよう期待している」と述べました。

 李首相は「中韓協力のポテンシャルは巨大だ。僅か20年余りで、中韓の貿易額は3000億ドル近くまでに達している。これは国交樹立当時の60倍に当り、世界に誇れるモデルケースだ。世界経済が低迷し、回復が難航している中、中韓両国が手を携え協力し、イノベーションを通してブレークスルーを実現することは、両国の経済発展に新たなエネルギーをもたらすだけでなく、世界経済の回復にも有益だ。私たちは、両国の『一帯一路』と『ユーラシア・イニシアチブ』をリンクさせるだけに留まらず、新たな生産力に関しても国際協力を進めたい。両国の協力による新たな市場開発は、大きな潜在力があると考えている」と述べました。

 李首相はまた、このほど世界が注目している中国経済の状況にも言及し、「今後も長い期間にわたって、中国経済は中、高度の成長レベルを保ちつづける。私たちの目標は、2020年に全国規模の小康社会を築き上げることだ。そのために私たちは毎年のGDP成長率を6.5%以上に保たなければならず、中度、高度成長は私たちの前提的目標となっている」としました。

 韓国韓中経済協会の具天書(ク・チョンス)会長は、李首相の演説を高く評価したうえで、「韓国の『クリエイティブ経済』と『大衆創業、万衆創新(大衆による起業、民衆によるイノベーション)』とは相通ずるものがある。韓国政府は、中国が打ち出した『一帯一路』の戦略に強い期待を持っている。この戦略が韓国の『ユーラシア・イニシアチブ』とリンクすることにより、更なる経済効果が期待できる。中国の資本と韓国のR&D能力がリンクし、他国にアウトプットできれば、両国の発展に有益だ」と述べました。(劉叡、む)

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