会員登録

訪韓中の李克強首相、朴槿恵大統領と会談

2015-11-01 10:45:28     cri    


 韓国訪問中の李克強首相は10月31日午後、ソウルの青瓦台(チョンワデ)大統領官邸で朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談しました。

 李首相は、韓国側と各分野における実務的協力を一層拡大するとして、5つの提案を行いました。第1に、戦略的パートナーシップ強化の方向性を堅持し、ハイレベル交流と実務レベルの対話を強めると共に、海域画定に関する公式協議を早期に開始し、非伝統的安全保障や法執行、災害救助などの分野での協力を強化すること。第2に、中国側主導による「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロードの構築計画)」と韓国の「ユーラシア・イニシアチブ」、中国の「大衆創業、万衆創新(大衆による起業、民衆によるイノベーション)」と韓国の「クリエイティブ経済」、中国の「中国製造2025」と韓国の「製造業革新3.0」、および余剰生産力を利用するため、新しい市場開拓での中韓協力などを契機として、イノベーションやスマートファクトリー(考える工場)、ハイテク開発などの面における協力を強化し、両国経済の構造転換と高度化を推し進め、地域の相互連結(コネクティビティー)を促進し、互恵共栄と共同発展をよりよい形で実現させること。第3に、若者のイノベーションと起業のプラットフォーム、および新しい市場の共同開拓のためのプラットフォームを構築すること。それを政府がリードし、双方の協力事業を力強く支えていくために、中国西部の都市、成都で中韓イノベーション起業パークを設立すること。第4に、中韓自由貿易地域の建設に合わせて、経済貿易や財政、金融面での協力とマクロ経済政策の協調を強化、中日韓自由貿易協定(FTA)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)をめぐる交渉を推進し、東アジア経済一体化のプロセスを推進すること。第5に、人的・文化的交流を強化していくこと。両国の人的交流の規模が延べ1000万人の大台を突破したことをふまえて、人的・文化的交流の質を引き上げ、両国関係発展に関する民意の基盤を一層打ち固めていくこと等を提案しました。

 朴大統領は、中国側と経済貿易や金融、イノベーション、製造業、医療保険などの分野における交流を強め、両国の経済発展により大きな活力を注ぎたいとの意向を示しました。

 また、朝鮮半島の情勢について、李首相は、「朝鮮半島の平和安定の維持、半島の非核化目標、話し合いと交渉による問題解決の方針を堅持していく」として、現在の情勢の下、全体的に緩和傾向を見せている半島情勢を逆転させないよう、関係各方面が共に努力して、非核化プロセスを推進していくべきだと指摘しました。

 これに対して朴大統領は、朝鮮半島の非核化や平和安定を推進するために中国側が発揮した重要な役割を非常に重視しているとし、中国側と引き続き協調姿勢を強めると共に、南北和解を推進していく考えを示しました。(ZHL、む)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS