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米軍艦南海岩礁付近航行、駐中国米大使召見

2015-10-28 11:17:57     cri    

 中国の張業遂外務次官は27日、ボーカス駐中国米大使を呼び出し、米国の軍艦が中国南沙諸島の関係島嶼の付近に侵入したことについて、厳正な申し入れと強い抗議を表明しました。

 張次官は「中国は最近、厳正な申し入れと制止を繰り返しているが、米側はこれを顧みず、軍艦「ラッセン」を中国南沙諸島の関係島嶼の付近に不法に侵入させた。これは、中国の主権と安全、島嶼にいる人々と施設の安全を脅かすもので、中国に対する厳重な挑発だ」として米側の行動に対し、強い不満と断固たる反対を表明しました。

 また、「南沙諸島とその付近の海域に対する中国の主権は争えないものだ。各国が国際法に基づいて、南海で航行・飛行する自由を中国は従来から、尊重・擁護している。米側は、航行と飛行の自由を擁護するという名目で、実際は武力を見せびらかしている。これは海上と空中で偶発的な出来事を引き起こしがちで、各国が法律に基づき享受できる航行と飛行の自由を脅かすだけでなく、南海の平和と安定を損なう、きわめて無責任な行為だ」と指摘しました。

 張次官は「中国政府は、自国の領土主権と、合法で正当なる海洋権益をしっかりと守る。いかなる国からの下心のある挑発に対しても、中国は、あらゆる措置を講じて断固として対応する」と述べました。さらに、中国側の厳正なる立場に真剣に対処し、全体的に平和で安定した当面の南海情勢を大事にし、中米関係の、得難い積極的な発展の勢いを大事にし、中国の主権と安全利益を脅かすいかなる行為を停止し、領土主権の問題で特定の立場を取らないとの約束を守り、中米関係と地域安全を確実に確保するよう、米側に強く求めました。(MOU)

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