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張西龍中国国家観光局駐日本代表処首席代表ら、長野県を訪問

2015-10-18 15:14:04     cri    

 長野県は10月13日から15日までの3日間、長野県の観光情報を中国に発信し、成長著しい中国からの旅行客誘致をはかるため、中国国家観光局駐日本代表処張西龍首席代表ほか、日本に駐在する人民日報や新華社、春秋航空や中青旅など、中国主要メディア・旅行業関係者11名を招き、長野県の観光資源を視察するとともに、阿部守一長野県知事らと会談・意見交換を行いました。

 13日午前、松本駅に到着した一行は、西田節夫長野県中国経済交流推進参与・長野県北京放送を聞く会会長らの熱烈な出迎えを受け、松本市内の相澤病院の視察に向かいました。相澤孝夫病院長・松本日中友好協会長からは、日本における最先端の陽子線治療施設の説明を受けたほか、同病院と中国との密接な関わりについて説明を受けました。


中国との医療面での交流を推進する相澤孝夫病院長(右)と張首席代表(左) 

 午後には、1998年長野冬季オリンピック・パラリンピックでアルペンスキーやジャンプなどノルディック競技のメイン会場となった白馬村を訪れ、太田文敏白馬村副村長らから、オリンピック開催当時の現場の状況や運営についての説明や、2022年に開催が決定した北京冬季オリンピックへの全面的な協力についての意思表明を受けました。折しも、中国女子ジャンプチームが白馬村で合宿訓練を行っており、ラージヒルジャンプ台のスタート地点でジャンプ選手の練習を目の当たりにした出席者は、その高さとスピードに驚嘆の声を上げていました。


冬季五輪競技施設を視察する張首席代表

 翌14日、一行は松本市役所に坪田明男副市長を訪ね、信州まつもと空港を活用した中国からの観光客誘致について意見交換を行った後、松本市役所の正面に位置する国宝松本城を訪れました。一行は、松本平を一望できる松本城天守閣の最上部まで登り、美しい山々に囲まれた山岳高原観光のメッカ、松本市の風景を存分に堪能しました。


坪田明男松本市副市長との懇談


日本晴れの国宝松本城

 その後一行は、安曇野市のわさび農場を訪れ、アルプスの清冽な水で育まれたわさび田を見学し、16時から阿部守一長野県知事との会談に臨みました。張首席代表は挨拶で阿部守一長野県知事の中国との友好交流の姿勢を高く評価するとともに、観光面では、スキーをはじめとするスポーツ分野における観光などについて、大きな可能性があると述べました。さらに、「観光素材の豊富な長野県は、中国の様々なの観光客の需要を満たすことができると感じている」との考えを示しました。


挨拶する張首席代表(左)と阿部守一長野県知事(右)

 また、他の出席者からは、中国での長野県の知名度が低いと指摘する声が出され、WeChat等の手段を利用した情報発信などについて提案がありました。また、アクセスしやすい交通環境の整備などについても意見が出され、信州まつもと空港の更なる国際化に向けてのアイデアが出されました。

 これを受けて、長野県の阿部守一知事は、長野県を「地形的にも交通的にも日本のど真ん中」、「山の国・山岳高原観光県」、「47都道府県の中で中国の皆さんと一番仲よくさせていただいている県」と強調し、「この3点を是非記憶にとどめていただきたい」と応じ、今後の情報発信の強化について改めて強い決意を示したほか、御嶽山噴火災害からの復興が課題となっている木曽地域の観光についても、もはや噴火の影響はないこと、そして、街道文化を有する日本らしい癒しの地域である木曽地域の観光振興について、強いアピールを行いました。


協力関係を確認する張代表と阿部知事

 一行は15日、木曽地域を訪れ、規制区域が火口から1Kmに縮小された御嶽山を、御嶽ロープウェイから間近に望み、秋晴れに映える紅葉と、長野県に連なる山岳の大パノラマに感動を隠し切れない様子でした。

 御嶽山を後にし、日本の街道文化を代表する「妻籠宿」で日本の伝統文化を堪能した一行は、南木曽駅から名古屋経由で短時間での帰京の旅路を味わいながら、今回の訪問の全行程を終えました。


秋晴れの御嶽山を間近に望む出席者ら

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