中華人民共和国建国66周年を迎えるにあたり、習近平主席は、内蒙古自治区、広西チワン族自治区、チベット自治区、寧夏回族自治区、新疆ウイグル族自治区の5つの自治区から13人の民族団結優秀代表を、北京で行われる国慶節の記念行事に招き、30日午後、人民大会堂で接見しました。

　接見の際に習主席は、「この機会を借りて、あなた達とそれぞれの故郷の人々、全国の56民族の同胞のみなさんに、建国記念の喜びと皆さんの幸せを願う気持ちを表したい」と述べました。

　習主席は、「我が国は、統一された多民族国家である。各民族のさまざまな要素が一体となっている現状は、私たちの祖先が残してくれた大切な財産であり、我が国の優れた強みでもある。中国全土で小康社会を実現する道のりにおいて、どの民族も欠かすことはできない」と強調しました。

　習主席は「中華民族はお互いがみな家族のように親しい民族であり、心をひとつして中国の夢を実現することは、中華民族全体の共通の願いであり、全国各民族一人一人がもつ目標でもある。この願いと目標を実現させるためには、全国各民族の強い団結力が欠かせない。民族の団結には、心を通わせることが必要だ。各民族の同胞の一人一人は共に行動し、心を交わせ、思いあうこころを育て、心をひとつにして、各民族が共に暮らせ、共に仕事に打ち込め、楽しく過ごせる社会条件を創造することに努め、各民族の一人一人が、偉大なる祖国、中華民族、中華文化、中国共産党、中国の特色ある社会主義を自らの一部と認識し、偉大な理想に向かって共に努力していかなれればならない」と話しました。（劉叡、向）