BRICS国家外相会合が29日、ニューヨークにある国連本部で開催され、中国の王毅外相が「確信をもって、協力を推進し、未来を共に切り開こう」というテーマで講演を行いました。
王外相は演説で、「7月、BRICS国家首脳がウファで行った会合は成功裏に終了し、ウファ宣言と関連のアクションプランを可決、『BRICS経済連携戦略』を採択し、世界に積極的なシグナルを発した」と指摘しました。
王外相はまた、BRICS国家の発展について4つの提案を行いました。
一つはBRICS国家の間の連携を強め、国際的な政治問題や安全問題で協調して発言を行うこと。
二つ目は協力関係を掘り下げ、経済成長のポテンシャルを絶えず刺激すること。
三つ目は有効な連絡手段を確立し、発展の具体的問題の解決に積極的役割を果たすこと。
四つ目は確かな基礎を固め、各分野での実務協力を確実に推進していくこと。
インドのスワラジ外相は会合で、「インドは議長国就任後、各メンバー国の経済成長と社会発展を促し、世界の安全保障や開発により大きな役割を果たすために、BRICS国家間の協力推進に引き続き努力する」と述べました。
ロシアのラブロフ外相は、「BRICS国家は一致団結し、ウファ会合で可決した各共通認識を実行にうつし、現在の国際的および地域的な重要課題についての調整と協力を更に強化すべきだ」としました。
ブラジルのビエイラ外相は、「現在、世界の和平、安定、経済成長は厳しい状況に直面している。BRICS国家は近い立ち位置に立っており、ときどきの状況に対応する中で団結協力を強め、より大きな貢献を果すべきだ」と語りました。
南アフリカ外務省の代表は、「BRICS国家は、ポスト2015開発アジェンダを率先して実行にうつし、世界経済の金融ガバナンス改革を積極的に推進し、発展途上国の利益を共に維持し、人類社会の繁栄を増進すべきだ」と述べました。
会合に出席した各方面はまた、シリア問題、イスラエル・パレスチナ問題、イラク情勢問題、ウクライナ情勢問題、世界経済情勢問題、国際金融機関改革問題、ポスト2015開発アジェンダ、気候変動、国際テロ対策協力、国連改革などの議題について意見を交換しました。(白、向)
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