中国外務省は6日、記者会見し、習近平国家主席がロシアのウファで開催される第7回新興5カ国（BRICS）首脳会議と第15回上海協力機構（SCO）首脳会議に出席することについて説明しました。

　記者会見で、程国平外務次官は「今回のBRICS首脳会議では、BRICS諸国のパートナー関係を構築し、2015年以降の開発目標や気候変動をめぐる交渉、国際通貨基金（IMF）の改革など、大きな国際的議題について、われわれの見方や主張を表明すること、新開発銀行や外貨準備基金の創設を推進し、『BRICS諸国経済パートナー戦略』の制定を通じ、今後数年間の経済協力を計画すること、『一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）』やアジアインフラ投資銀行などの大きな構想に関する共通認識を深めること、関連地域の諸国との対話を強化し、SCOやユーラシア経済連合などとの各分野での交流を推進することを期待している」と述べました。

　また、習近平国家主席とロシアのプーチン大統領の今年2回目となる会談、中国とロシア、モンゴルの2回目の3カ国首脳会談も行なわれるということです。（鵬、山下）　国際・交流へ