中国の習近平国家主席は27日、ニューヨークの国連本部で、約80ヶ国が参加する世界女性サミットを主催し、世界の女性事業の促進と国際協力の強化に関する中国の立場を明らかにしました。

　習主席は演説で、「国連創設70周年と、1995年に北京で開催された世界女性会議から20年経った今、世界女性サミットを開催することが重要な意義がある」と述べ、男女平等と女性の全面的発展について、①女性と経済社会の共同発展を推進すること。②女性の権益を保障すること。③包容力のある社会文化を構築し、女性に対するあらゆる形の暴力をなくし、女性の発展を妨げる古い考え方やしきたりを打ち破ること。④女性の発展に有利な国際環境を創ることなどを強調しました。

　習主席はまた今後5年内に、発展途上国の女性を対象に、100の「女性・児童健康プロジェクト」と100の「楽しいキャンパスプロジェクト」を実施し、3万人の女性を受け入れ中国で教育・訓練を行うと共に、現地でも10万人の女性技術職を養成すると表明しました。（ZHL、Kokusei）