欧州連合（EU）とキューバの双方関係枠組み協議に関する第5ラウンド交渉が9日から2日間の日程で、キューバの首都ハバナで行われました。

　この枠組み協議は経済貿易と協力、政治の対話の3つからなり、経済貿易分野の交渉はすでに終了し、協力分野でも細かい部分を待つばかりで、大きな進展を収めています。一方、政治対話の分野では、人権問題や、反差別問題、武器の密輸取締りなどを最も重要な議題として確認したということです。

　協議後、キューバのモレノ外務次官は「多くの分野で進展を収めた」と述べました。一方、EUのクリスチャン・レフラー対外サービス局米州部長も「各分野での交渉は進展を収めた。双方は、各枠組み協議における調印を加速させる意欲がある」と明らかにしました。次回は今年11月にブリュッセルで開かれる予定です。（藍、YM）