中国の習近平国家主席は2日、北京の人民大会堂でパキスタンのマムヌーン・フセイン大統領と会談しました。

　席上、習主席は、フセイン大統領が中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事に出席することに歓迎の意を表しました。また、「中国は、パキスタンとの関係を非常に重視している。両国関係を終始中国外交の最優先事項に置いている。パキスタンと共に努力し、絶えず中国とパキスタンの運命共同体の内容を充実なものにし、中国と周辺諸国の運命共同体の建設に模範的な役割を発揮していきたい」と述べました。

　習主席は、さらに「今年4月、パキスタンを公式訪問した際、中国とパキスタンの経済回廊を中心に、港の建設やインフラ整備、エネルギーや産業協力を重点として、両国の新たな協力の仕組みを作ることに一致した。現在、中国とパキスタンの経済回廊の建設は重要な進展を収めた。双方は経済回廊を建設する上での長期計画を早く検討し制定するべきだ」と述べました。

　これに対して、フセイン大統領は「パキスタンは、中国との兄弟のような友好関係を大事にしている。パキスタンと中国の経済回廊の建設を中心とする、各分野での実務的協力を積極的に推進していく。国際事務の面では、中国との協力や協調を引き続き強化していきたい」と述べました。（藍、kokusei）