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訪中した「再生の大地」に李小林会長「心から敬意」

2015-09-01 10:53:31     cri    
 中国人民対外友好協会と中日友好協会は8月31日夜、初演のため北京入りした日本の「再生の大地」合唱団とサポーターら80人を迎え、歓迎会を開きました。歓迎会は「歴史を忘れず、平和を大切に」をテーマに、協会内の平和宮で開催され、中国人民対外友好協会の李小林会長、宋敬武副会長らが出席しました。


平和宮前での記念写真

 李会長は挨拶で、「日中友好協会、撫順の奇跡を受け継ぐ会、及び日本各友好団体はこれまで長い間、正しい歴史認識に基づき、一般市民向けに戦争の真相を伝え、成長している中国の今を客観的に受け止め、両国関係の未来に関心を寄せ続けてきた」と述べました。そして、「中国人民抗日戦争及び世界反ファシスム戦争勝利70周年の年の、合唱団一行の中国訪問は、両国の友好増進に向けての堅実な努力の結果であることに心から敬意を表す」と表明しました。

 全部で12曲からなる「再生の大地」(作詞:大門高子、作曲:安藤由布樹)は、撫順で行われた日本人戦犯改造の史実を伝えるために創作された作品です。李会長はこれに触れ、「実際に起きた出来事が真心のこもった一曲、一曲に再現され、聞く人の涙を誘う。平和こそ、両国の国民に利益と福祉をもたらす。中日友好こそ両国関係を発展させる上での王道だと確信する」と話しました。

 合唱団員でもある日中友好協会の田中義教理事長は挨拶で、「再生の大地」を改めて紹介し、「歌詞にある『愚かな歴史を繰り返さないように』、『前事不忘、後事之師』などの大事なメッセージは、中国の皆さんから戦犯たちが学んだものだ。そして、『友好と平和への想いを命ある限り、伝えてゆきたい』ことを私たちも引き継いでいきたい」と決意を話しました。


挨拶する李小林会長


挨拶する田中義教理事長

 歓迎会では、グランドピアノの伴奏に乗せ、「再生の大地」から4曲が合唱されました。演奏を聞いた李小林会長は再び壇上に上がり、「皆さんの心からの歌が良く伝わってきた。中日友好を一層深めない理由はどこにもない。日本では平和憲法を改定しようとする動きがあるが、これに対し、数百万人の国民が反対を表明したことにも留意している。一部政治家の野望により、日本の国民が再び戦争に引きずりこまれてほしくない。人民こそ歴史を作り出す真の原動力。ぜひ一緒になって中日友好と世界平和を守っていこう」と胸中を語りました。


「歴史を忘れず、平和を大切に」をバックに高らかに歌う

 8月28日に中国入りした「再生の大地」合唱団は、戦後70周年記念の一環として、「撫順の奇跡を受け継ぐ会」、日中友好協会と共同で訪中を企画しました。9月1日、中国国際放送局(CRI)との共催で、北京にある国家新聞出版ラジオ映画テレビ総局音楽ホールで初の北京公演を行います。北京の市民合唱団「放送の友」や中国で有名な歌手も同じステージに立ち、歌で平和と友好の交流を行う予定です。(王小燕、トントン、牟ケン)


「再生の大地」合唱団、交流会終了後の記念撮影

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