中国の張高麗副首相は、20日、北京でロシアの国営石油会社ロスネフチのイーゴリ・セーチン社長（大統領エネルギー産業発展戦略・環境安全委員会事務局長）と会談しました。

　張副首相は席上、「2014年の中国とロシアの原油取引量は3300万トンを超え、両国の東部天然ガスパイプラインの建設が積極的に推し進められている。また、ロシアの中国への原油輸出量増加なども商談されている。中国は、ロシアとともに新しい協力プロジェクトを積極的に検討し、エネルギー分野における両国の協力で、より多くの成果を収めることを推進していく」と述べました。

　セーチン社長は、「原油探査と開発、パイプラインの建設、石油加工、エネルギー装備および安全生産などの分野で中国との協力を強化して、両国経済の共同発展を促していきたい」と語りました。（任春生、小山）