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ベトナムを訪問中の中国共産党中央政治局常務委員で、国務院の張高麗副首相は16日から17日にかけて、ベトナムのハノイでグエン・タン・ズン首相とチュオン・タン・サン国家主席とそれぞれ会談しました。ベトナムの指導者は会談の中で、ベトナムは、中国と共に、両国の発展戦略の連携を促し、産業エネルギー協力、地方協力、人文交流を強化するなどして、海上における意見の食い違いを適切に処理していきたいと示しました。
張副首相は「今回の訪問の目的は、両国の党総書記が今年4月に会談した際に達した共通認識を着実に実施に移すことだ。ベトナムと戦略対話を強め、政治的相互信頼を増やし、実務協力を促し、人文交流を拡大させるための具体的な措置を模索したい。そして、両国の全面的な戦略協力パートナー関係が安定かつ健全に発展していくよう共に進めたい」と述べました。
サン主席は会談で、今回の張副首相の訪問は両国の政治的相互信頼の強化と実務協力の推進に重要な意義があるとし、中国の発展レベルを代表するような中国企業がベトナムへ投資することを歓迎するとしました。
また、張副首相は16日午後、ズン首相とフック副首相とそれぞれ会談しました。
ズン首相との会談の際、張副首相は「中国とベトナムの両国の発展は互いに重要なチャンスだ。『一帯一路』(シルクロード経済帯と海上シルクロード)の建設と『2回廊1圏』(両国をつなぐ2つの経済回廊と環北部湾経済圏)の建設を有効的に結びつけ、いち早く成果を得られるようにするべきだ。海上共同開発の交渉、陸上インフラ施設と金融及び通貨協力の作業チームなどのプラットフォームを通して、海上、陸上、金融における協力を進めたい」と話しました。
ズン首相は「ベトナムは、中国と共に、両国の発展戦略の連携を促し、産業エネルギー協力、地方協力、人文交流を強め、海上における意見の食い違いを適切に処理し、年内に北部湾湾口の外海域の協同視察をスタートさせたい」としました。
フック副首相との会談では、双方は政治的相互信頼の増進、両党の交流の深化、実務協力の推進、人文交流の拡大などの問題について深く意見を交わし、多くの共通認識を得たほか、関連部門がいち早く実施するよう促すことで合意しました。(劉叡、keiko)
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