マレーシア訪問中の中国の王毅外相は4日、ナジブ・ラザク首相と会談しました。

　ナジブ首相は会談の中で、「中国はマレーシアの親密な隣国であり、両国は互いに理解し、信頼し合っている。中国と連携して関係発展を推進していきたい」と話しました。そのうえで、習近平国家主席が提唱する「21世紀海上シルクロード」の構築やアジアインフラ投資銀行の創設などを支持するとともに、中国側との工業団地建設の推進や、中国企業によるマレーシアへの投資、製造業発展への参加を歓迎することを表明しました。

　これに対し、王外相は「両国関係は歴史的にも最も良い時期を迎えている。ナジブ首相の関係促進への重要な貢献に対し、中国は賞賛の意を表したい。中国はマレーシアとの友好を重要視しており、両国の全面的戦略的パートナーシップをさらに強化していきたい」と述べました。（hj　山下）