20150804news1
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中国の王毅外相は3日シンガポールで記者会見を開き、「南海問題は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との問題ではなく、中国とASEAN協力の大局に影響を及ぼすべきではない」と明らかにしました。
王外相によりますと、中国とASEANは南海問題の解決に向け、当事国が直接交渉によって問題解決をすることと、南海の平和と安定を守るための『南海各方面行動宣言』高級実務者会合や『南海行動規範(COC)』交渉合同作業チームを含む中国とASEAN間の南海問題交渉メカニズムを構築することという2つの合意に達したということです。
これらメカニズムを順調に進めるため、中国は南海問題について、南海の平和と安定維持の堅持、交渉による問題の平和解決の堅持、規則やメカニズムによる食い違いのコントロールの堅持、南海の航行と飛行の自由の堅持、協力による互恵共栄の実現の堅持という「五つの堅持」の原則を強調しました。
王外相はさらに、「南海の情勢は総体的に安定しており、中国側はこの得難い情勢を断固として維持していく。いかなる国も南海情勢をかき乱してはならない」と訴えました。(08/04 Lin 小山)
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