国連安保理は20日、決議案を全会一致で採択し、イラン核問題に関する関係6カ国(米、英、仏、露、中、独)とイランがウィーンで達した最終合意文書を承認しました。
劉国連大使は採択のあと、「安保理が決議案を採択し最終合意を承認したことは、合意事項の履行に向けて大きな一歩を踏み出した良い始まりだ。今後10年で合意事項を履行することがより重要で、各方面は安保理の決議案と最終合意をバランスと正確さを保ち全面的に履行しなければならない。また、相互尊重、平等互恵の原則に則り、履行の過程で生じうる食い違いを適切に解決し、誠意をもって最終合意の履行という方向をつかむべきだ」と話しました。
劉国連大使はまた「各方面は履行の過程で得た経験や有益な方法などを絶えずまとめ、関連メカニズムの有効性を保ち、世界平和の維持や地域の安定促進、各方面の関係改善に向けてプラスのエネルギーを発揮すべきだ」と話しました。
さらに「イラン核問題は10余年の間に幾多の曲折を経て、ついに政治解決という成果を遂げた。最終合意に達し国際核拡散防止システムが守られ、イラン側は核兵器の開発をしないと約束した。最終合意はそれと同時にイランに核の平和的利用という正当な権利を与え、イランと各方面の関係は新たなページを開いた」と評価すると共に、「中国は一貫して建設的な姿勢で臨みイラン核協議が成果を収めることを推し進めてきた。今後も責任を持ち最終合意の履行に新たな貢献をしていきたい」と中国の態度を表明しました。国際・交流へ
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