青海湖は青海省の中心都市・西寧市の北部、平均海抜3260メートルの青海高原の東北部にある、四面を山に囲まれた湖です。中国最大の内陸湖であると同時に、中国最大の塩水湖でもあります。
面積は4456平方キロメートルで、湖周は360キロメートル、著名な太湖の2倍の大きさとなっています。また、水深は平均で19メートルです。
青海湖周辺は気候の変化が穏やかで、盛夏でも平均気温は15度ぐらいと理想的な避暑地となっています。
また、四季によって異なる風景が楽しめるのも魅力です。夏と秋は、周辺の山々や草原は緑いっぱいです。冬になると、紅葉して木々が黄色く色づきます。雪が降ったりすると、一面銀世界が広がります。
7月から8月は、一年の中でもっともいい観光シーズンです。この時期になると、湖周辺で栽培されている菜の花が満開となります。面積9万ヘクタールほどの畑で栽培された菜の花が一斉に開花する光景は非常に雄大です。初めてこの景色を見る観光客は、きっと驚くことでしょう。
菜の花を観賞するほか、周辺には、「鳥の島」「海心山」「海西山」「砂島」などといった見どころがあります。
交通手段は、北京からの場合飛行機や列車を利用して、まず中心都市の西寧市に入ります。その後、長距離バスで5時間か6時間ぐらいで青海湖に着きます。
これまでの10年間、青海省は省を挙げて観光業を発展させてきました。2001年からは、青海湖を回る国際サイクリング大会も実施しています。青海省はこの国際レベルの大会を通して、青海省の風景や文化、グルメなどを世界の人々にアピールしています。今年の大会は、8月11日から20日まで行われます。(担当:任春生)
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