北京国際モーターショーが、22日から28日まで北京郊外の中国国際展覧館で行われました。このイベントは1990年から2年に1回のペースで行われ、今年で10回目となります。回を追うごとに規模が拡大しており、今期間中は国内外の自動車メーカー2100社が出展し、各企業の新車種890台が展示されました。来場者数も60万人にのぼったということです。
今年のモーターショーの特徴は、国内企業の自主開発車が目立ったということです。中国では以前、海外の自動車メーカーとの合資形態を取る企業がほとんどでしたが、最近は独自開発を行う企業も増えています。なかでも安徽省の「奇瑞(チェリー)自動車」は今回、自主開発車29種類を発表し、話題となりました。
もうひとつの特徴は、環境に配慮した自動車開発です。今回はトヨタやフォルクスワーゲンといったメーカーが「ハイブリッド車」を展示していたほか、中国の「ビヤディ自動車」が電動式自動車を発表しました。中国では、自動車の販売競争が激化していますが、その一方で「環境に優しい車作り」という理念が重要視されるようになっています。
「今週のワンポイント」のコーナーでは、北京郊外の古刹・大覚寺をご紹介します。
「旅インフォメーション」のコーナーでは、中国の観光ニュースをお伝えします。(担当:任春生)
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