中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
寒い夜は山西面
   2007-01-30 10:49:43    cri

   

 北京の寒い夜は、温かい食べ物に限る。火鍋もいいが、一人では多すぎて食べきれない。安くて、消化がいいものは何かないだろうか。こんな思いをしながら、食べ歩きをしていたら見つかりました。「路紀面館」という山西面を売り物にしているレストランです。

 山西面は文字通り、山西省の郷土の味。捏ねたうどん粉を大根のように固め、それを包丁でそぎ落として鍋に放り込みます。刀削面の名のほうが親しまれているかもしれません。面のたれは醤油味だったり、トマトと卵をベースにしたものなどさまざま。日本でも山西面の店を見かけることがあります。

     

 「路紀面館」にはいると、この粉を捏ね、削っている調理場が真正面に見えます。湯気が立ち上り、6人の料理人が腕をふるっています。

 さて、この店中心部からは少し離れています。地下鉄1号線の玉泉路からタクシーでワンメーター6,7分で、周囲は中国人の住宅街です。北京の外国人は、ほとんどが天安門からみて東の地区、朝陽区に住んでいます。しゃれたレストランやバーがこういう人たちを目当てに次々と開店しますが、庶民的な雰囲気を味わうことは無理です。値段も高いし、だいたい北京っ子はそういうところに足を向けません。

   

 「路紀面館」は開業して1年ちょっと。昼どきと夕ごはんの時には、60のテーブルがほとんど埋まります。みんなの狙いはもちろん、山西面。普通盛りが8元(120円)、大盛りで10元という安さです。一人では普通盛りでも食べきれません。早速、トマトがベースの金牌ロン鍋面に挑戦です。見た目は赤みをおびているため辛そうですが、まろやかな味です。

 この道8年のチン陶さんは「削り方はほんとに難しい。面を太すぎず、細すぎず、そして長くもなく短くもなく鍋に放りこんでいくのに、何度も練習しました。でもおいしいそうに食べているお客さんの姿を見ると、苦労も忘れるね」と話します。

   

 面のメニューは10種類。紹介したように量が多いので、何品も注文するのは無理。しかし、次回のタクシー代を考えるなら、無駄を覚悟で一挙に試すのも一考かも。

 おかずも欲しいところですが、メニューを見るとなんと150種類近く。カラー写真つきなのでなんとかなりますが、それでも目移りします。ホール主任の徐愛雪さんの助け舟で「食縁焼菜」(12元)を注文。バラ肉,白菜、ビーフン、昆布を軽く炒めたものがでてきました。塩辛いのが苦手な人は遠慮なく要望を。

   

 さて、この店一人当たりの予算はどれくらいになるだろうか。お腹いっぱいになって30から40元。まさに庶民の味、満喫だ。(文:吉田 明、写真:春生)

住所;北京市豊台区大成路21号

電話;(86)010ー6867ー5548

営業時間;年中無休

トレンドスポット
v 学生街の日本料理居酒屋 2007-01-23 14:03:18
v 桂林ゴルフ 2007-01-16 10:36:59
v 若者たちのオアシス、JJdisco 2007-01-12 17:08:26
v Mrs.Shanen's(貞的) 2006-12-28 15:18:07
v 北京でチベット居酒屋気分! 2006-12-13 15:33:37
v 北京オリンピック、いま何が見られるか 2006-12-06 11:52:00
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |