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概要
九賽溝と黄龍は、四川省西部アバチベット族チャン族自治州の北東部にあり、岷山山脈の南側、長江水系のひとつ嘉陵江の水源地に広がる景勝地です。周りを4000メートル以上の山に囲まれているため、1978年に国家自然保護区に指定されるまで、ほとんど人の手が入ることはありませんでした。1992年に2ヵ所合わせてユネスコの世界自然遺産に登録され、さらに、区域内に珍しい動植物が多いことから、1997年には世界生物圏保護区にも指定されました。
九賽溝は、渓谷沿いに9つのチベット族村があることからこのように呼ばれるようになりました。一方黄龍は、区域内にある3500を超える池が、光を浴びて金色に輝く様子が黄金の龍がうねるように見えることから、名付けられたそうです。
歩き方
九賽溝と黄龍へ行くには、長距離バスなどを乗り継いで行くこともできますが、道の悪さや九賽溝と黄龍の二つの風景区の間の乗り換えの煩雑さ、さらには九賽溝の入山制限のことなどを考えると、成都で募集しているツアーに参加したり、旅行会社で四輪駆動車をチャーターしたほうが便利です。
以前は、成都と九賽溝の間の435キロの移動には、基本的に道路を利用するしかありませんでしたが、2003年9月末、川主寺鎮に九賽黄龍空港が開港したことによって、空路で移動も可能となり、移動時間は大分短くなりました。
九賽溝と黄龍はともに2000メートルを超える山間部にあるため、天候の変化が激しく、1日中続けて晴れることはも少ないし、夜には冷え込みます。このため、季節を問わず、雨具や防寒服の用意が必要です。また、山歩きに適した靴などの装備も必要となります。
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