中秋節〔Zhong1 Qiu1 Jie2〕(旧暦8月15日)
中秋の名月を愛でる日。中国国内で比較的重要な伝統行事で、「月餅」という中国風のお菓子を食べながら一家団欒を楽しむ。月餅とは、型に入れて作られた饅頭のような伝統菓子で、中には各種原料で作られた餡やに塩漬けしたあひるの卵が入っている。中国国内では、8月末から9月初めにかけて、いたるところで販売され、日ごろお世話になっている人、仕事の取引先などに配る。また、会社から社員にも慰労の意を込めて配布される。
教師節〔Lao2 Shi1 Jie2〕(9月10日)
老師とは教師のことで、学校などの先生に感謝する日。この日は孔子の誕生日で、文化大革命の際、教育が荒廃してしまったことへの反省と教師の地位向上を目指して設置された。生徒からカードや花などを手渡し、日ごろの感謝の意を表す。
重陽節〔Zhong1 Yang2 Jie2〕(旧暦9月9日)
縁起がよい奇数の数字が二つ重なることからめでたい日と考えられている。「9月9日に高い山に登って菊花酒を飲めば疫病から免れることができる」という仙人のお告げを聞き、人々が実行したところ、疫病にかからずにすんだことから、高いところに登って菊花酒を飲む習慣ができた。
国慶節〔Guo2 Qing4 Jie2〕(10月1日)
中華人民共和国建国の記念日。春節の次に盛大な祝日で、1週間ほどの連休となり、中国国内の観光地はどこも込み合う。
臘八節〔La4 Ba1 Jie2〕(旧暦12月8日)
仏教に基づく年中行事で、釈迦が12月8日に悟りを開いたことに由来する。地方によっては一年の豊作を祈るため、僧侶を中心に「臘八粥」という8種類の穀物で作ったお粥を食べる習慣がある。
クリスマス〔Sheng4 Dan4 Jie2〕(12月25日)
中国の都市部では西洋の影響を受け、若者を中心にクリスマスには食事をしたりプレゼントをしたりする。街の賑わいやデコレーションなどは、日本ほどの盛り上がりはない。日本と違いクリスマスのイルミネーションは正月まで続く。
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