先週の日曜日、私は首都博物館新館へ大英博物館の展示会を見に行きました。所蔵250年の展示品が270点展示されています。古代エジプトからギリシャ、ローマ、中世ヨーロッパ、ルネサンス、アジア、南アメリカ、大洋州など、世界各地の展示品があります。紀元前5000年ぐらいの展示品から近代アーチストのものまでありました。地域別に5つのホールに分かれて展示されましたが、鑑賞時間は3時間ぐらいかかりました。
私にとって最も印象的だったのは、5000年ぐらい前の古代エジプトのネックレスでした。素材は主に金ですが、普通の石や、陶器も組み込まれていました。一センチ足らずの管をつなぎ、金色、ブルー、褐色、赤などで二重のデザインです。他の国のアクセサリーと比べて、素材は最高級とは言え、細工が細かく、色合いが落ち着いていることがかえって私を釘にしたようです。中国の重要文化財の中で同じような驚きを感じたものは、紀元前11世紀の周の時代の青銅器です。けれども、それは古代エジプトからおよそ3000年も後のものです。
もう一つ感じさせられたのは、今でも影響力を持っているルネサンス時代の絵画技術が、その根源は古代エジプトにあったとのことです。古代エジプトの王・ファラオを描いた絵画技術は、古代ギリシャに大きく引き継がれ、そして古代ローマで花を咲かせ、中世ヨーロッパ時代を経て、ルネサンスで復興されたことが分かりました。
今回の3時間の鑑賞はあっという間に過ぎ、今日私たちが享受している文化は、世界中の色々な文明が融合した結果ではないかと、しみじみと感じさせられました。
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