1980年代から中国は改革開放し、いろいろな優遇措置を講じて、海外企業の中国での投資を誘致してきました。豊富で安価な労働力などのメリットに引き付けられ、中国市場に進出してきた日本企業の数はとても多いです。
これら企業にとって、将来、いかに中国現地の人材を最大限に活用し、中国市場の特性をつかみ、中国を「工場」としてだけではなく、将来性の非常に大きい中国国内市場を開発することがこれからの課題なのでしょう。
「やさしいビジネス中国語」、今日から新工場の設立で使える中国語を勉強していきます。今日は第17課前半の内容を習います。では、はじめに、スキットを聞いてみてください。
工場の新設が続いていますね。
大連、上海に設立しました。
それでは、会話に出てきた新しい単語と言葉についてご説明します。「工場の新設が続いていますね。」この中で、「」は伝聞を表し、「聞くところによると…そうだ」という意味です。次、「」は副詞です。「ひっきりなしに、続々と」。この言葉の用法については、後ほどのコーナーで例文を挙げてご説明します。そして、「」は工場などを「開設する、開く」という意味です。次、「」は「工場」のことです。
では、次の文です。「大連、上海に設立しました。」大連と上海の中国語発音はDALIAN、SHANGHAIです。
続いては、「キーポイントをマスターしよう」のコーナーです。今日のこのコーナーでは、副詞「」の使い方をマスターしてください。
「」は動詞などを修飾し、「ひっきりなしに、続々と」という意味です。テキストの例文を聞いてください。
新開店のお店に客が続々と押し寄せました。
梅雨に入ってから、雨がひっきりなしに降っています。
また、「」は話し言葉で、よくAABBという繰り返した形、つまり「」の形で用いられます。たとえば、
夏に入ってから、各種の果物が次々と出回っています。
最後に、「知って得する生きた中国語」のコーナーです。中国には、「続く、継続する」という意味を表す言葉がいくつかあります。たとえば、「」「」「」などがそうです。これらは互いに言い換えられるときもありますが、ニュアンスが少し違うのです。今日のコーナーでは、「」と「」の使い分けについて簡単にご説明します。
「」は活動や状況が絶えることなく引き続いていくことを指します。例文を聞いてください。
この好況は来年まで続きそうです。
また、「」は次から次へとつながることを表します。たとえば、
私は禁煙を3年続けています。
そろそろ時間のようです。今日の勉強はここまでにしましょう。今日は「」というスキットを勉強しましたが、よく覚えましたか?次回のこの番組では、第17課後半の内容を習います。お楽しみに。それでは、次回のこの時間まで御機嫌よう。再見!
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