石油輸出国機構(OPEC)の閣僚級会合が29 日夜、カイロで閉幕しました。
シャキブ・へリル議長は閉幕後の記者会見で、「加盟各国は世界の原油需給のバランスを保ち、石油市場の安定を維持するため、12月にアルジェリアで開く特別会議で一定の措置を講じることで合意した」と明らかにしました。
同日、アラブ石油輸出国機構もカイロで閣僚級会合を開き、原油価格の大幅下落や当面の金融危機による石油生産国と消費国への影響について議論しました。
なお、原油価格が今年7月の1バレル・150ドルからすでに54ドルまで急速に下落したのを受けて、OPECは10月に日量150万バレルの大幅減産を決定しました。12月の会議では追加減産に踏み切るとの見通しも出ています。(閣、横山)
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