世界観光機関(WTO)のフランチェスコ・フランジアリ事務局長は28日、中国の広州で、「現在、中国の海外旅行市場は世界で最も急速に発展している」と述べました。
フランジアリ事務局長はこの日、広州で開催中の観光フォーラムに出席した際、「中国人の海外旅行が始まって日が浅いが、急成長を遂げている。2007年に外国を訪ねる中国人観光客の数は延べ4000万人に達し、アジア太平洋地区において海外旅行者が最も多い国となっている。2008年その数は増える見込みで、2009年もこの勢いは変わらないだろう」と述べました。
また、フランジアリ事務局長は、「中国には国内にも大きな観光市場がある。世界観光機関は中国の旅行市場の前途は明るいと言えている。2020年には中国がフランスやスペイン、アメリカを抜いて世界一の観光客の受け入れ国となるだろう」と述べました。(翻訳:シュ コウ)
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