世界観光機関(UNWTO)計画調整部のユニス主任は28日、南京で開催された「2008国際観光・世界調和フォーラム」の席上、世界経済の飛躍的発展に伴い、ここ数年、各国より海外へ観光に赴く旅行者数が大幅に増加していると述べた。さまざまなマイナス要因はあるものの、昨年の全世界の海外旅行者数は専門家の予測をはるかに上回り、延べおよそ9億人に達し、前年比6%増加した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同主任によると、現在、世界の多くの国々が力強い経済発展を続けており、グローバル化がより一層加速されている。したがって今後も海外へ赴く観光客数の増加傾向が予測され、2020年には全世界の海外旅行者数は延べ約16億人に達すると見込まれるという。
同主任はまた、経済のさらなる発展に伴い、今後の海外旅行市場においてアジア地区が最も高い潜在力を秘めていることは疑いなく、北京五輪および上海万博が中国において開催されることにより、中国は今後世界最大の観光国のひとつとなるだろうと指摘している。(編集HT)
「人民網日本語版」
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