世界銀行は27日、声明を発表し、発展途上国が当面の金融危機に対応できるよう、援助提供の確約を履行するよう先進諸国に促しました。
声明では、「金融危機によって、発展途上国への投資が急速に減少した。これに先立つ食糧や原油価格の高騰によって、多くの発展途上国は厳しい試練に直面している。先進諸国が確約を履行することがきわめて重要だ。しかし、世界銀行の統計によると、西側7カ国グループが履行していない支援金は300億ドルに達している」と述べています。
世界銀行のゼーリック総裁は「先進諸国の政策により、発展途上国の利益が損なわれるべきではない。一部の先進国が保護主義や経済民族主義にはしるなら、自国に対する損害は一段と大きなものになるだろう」と強調しました。
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