鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル社は27日、ルクセンブルクにある本社で特別取締役会を開き、9000人の人員削減を決定しました。そのうちヨーロッパ籍の職員が6000人だということです。
アルセロール・ミタル社がこの日発表したところによると「今回の人員削減は10億ドル支出削減計画の一環であり、すべて早期退職の形を取る。この削減される9000人は従業員の3%を占める。そのうち、ベルギー、フランスおよび東ヨーロッパ国籍の職員が6000人である」としています。
ファンタナ副総裁は人員削減について「むずかしいことですが、世界の経済状況から見れば、このやり方がただしい」と述べました。
アルセロール・ミタル社は世界60カ国から32万人の職員を雇用しており、年間鉄鋼生産量は1億3千万トンに達しています。今月、アルセロール・ミタル社は「金融危機の影響で、今年第4四半期の生産量が35%減った」と発表しました。(11/28 翻訳:Yin 専門家:大沢)
|