世界銀行のゼーリック総裁は8日、「中国の経済政策は賢明で、金融危機に対応する能力が世界で最も高い」と述べました。
G20(20カ国・地域の財務相・中央銀行総裁会議)に参加したゼーリック総裁は記者会見を開き、「中国はここ数年間に国際金融の好機に乗じ、多くの外資を導入し、基礎施設を改善してきた。これはとても賢明な政策だ」と明らかにしました。
また、「中国は外貨を蓄えており、金融危機に対応する能力は高く、危機的時期においても拡張的な経済政策を実行できる条件を備えており、穏やかに経済を発展させることができている。金融危機が経済発展に影響をもたらす時期には金利を下げたり、減税したり、金融市場に資金を投入したりすることが有効と言われているが、これに関して中国は非常に良い条件を備えている」と述べました。
G20は8日から9日までブラジルのサンパウロで開かれました。会議には、国際通貨基金(IMF)のストロス・カーン総裁、世界銀行のゼーリック総裁、中国財務省の李勇副財務相及び中国人民銀行の周小川総裁など、各国の財務大臣や中央銀行総裁が出席しました。(翻訳:シュ コウ)
|