胡錦涛国家主席は今月15日からG20・主要20カ国・地域緊急首脳会合に出席し、コスタリカ、キューバ、ペルー、ギリシャ4カ国を歴訪し、ペルーの首都リマで開かれたAPEC・アジア太平洋経済協力会議非公式首脳会合に参加しました。
胡錦涛主席の今回の外遊をめぐり、楊潔チ外務相が記者会見を行いました。
楊潔ち外相は「胡錦涛主席の訪問は友情を深め、相互信頼を促し、協力を拡大し、共同発展を図ることに成功した。胡錦涛主席の訪問は国際金融情勢の日々(ひび)深刻化にしている情勢の下(もと)、中国とラテンアメリカ、ギリシャの関係発展が新たな歴史段階に入った情勢の中で行われたものだ。国際社会の協力を強化させ、ともに金融危機に対応し、中国とラテンアメリカとギリシャとの関係発展を促すことに重要な役割を果たした」と述べました。
楊潔ち外相は「胡錦涛主席はAPEC第16回非公式首脳会合に出席した際、金融危機の対応や、国際金融システムの改革について中国側の立場を説明し、金融危機に対する国際協力を強めた」と語りました。
APEC非公式首脳会合で胡錦涛主席は「多角的貿易体制の健全化を推進し、温暖化対策でともに責任を担い、自然災害への対応で互いに交流と協力を行う。さらに企業の責任感を強化させ、世界の食糧とエネルギーの安全保障で協調を取るべきである」と提案しました。
楊潔チ外相はまた「胡錦涛国家主席の訪問で中国とラテンアメリカ諸国やギリシャとの友好協力は強化された。訪問期間中、胡主席はペルー国会で、「新たな時代の中国とラテンアメリカの全面的協力パートナーシップを共に構築しよう」をテーマする演説を行った。演説の中で、胡主席は中国のラテンアメリカとの関係発展に関する立場や方針を述べた。両国関係の発展を促進するために、胡主席は更に、両国の政治関係を緊密にし、経済・貿易交流や国際的な問題での協力を強化する。また、社会事業の発展における経験を共有し、その発展を促進し、人的対話の内容を充実させるなどを提案した。胡主席の演説は中国とラテンアメリカ関係の発展に明るい未来を切り開くと、高く評価されており、熱烈な歓迎を受けた。ギリシャ訪問期間中、双方は両国関係の発展を更に新しい段階に進めることで合意に達した」と述べました。
楊潔チ外相は更に「胡主席は訪問期間中、アメリカのブッシュ大統領やロシアのメドベージェフ大統領、日本の麻生太郎首相などの指導者とそれぞれ会談を行い、両国関係の発展や各分野での協力の強化について合意に達しており、関連各国との交流や協力は強化された」と述べました。
楊潔チ外相は最後に「胡錦涛国家主席の今回の訪問は4万キロに達し、関連各国と試練への対応策を検討し、友好を深めるための措置について話し合い、大きな成果を収めた。今回の訪問で、中国とラテンアメリカ諸国やギリシアとの友好は更に強化され、相互信頼がより一層深まった。また、協力関係は更に拡大し、各国と共に発展を求める目的を達成し、大きな成功を収めた」と胡主席の訪問を評価しました。(花)
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