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IMF・国際通貨基金のブランチャード首席経済学者は22日、スイスのチューリッヒで、「IMFは多くの国で見られる金融システムの流動性不足を解決しきれず、今全世界に広まっている経済金融危機はさらに悪化するだろう」との考えを示しました。
これはブランチャード首席経済学者がスイスでメディアの取材を受けた際、明らかにしたものです。
それによりますと、金融危機が発生して以来、IMFはアイスランド、ラトビア、ハンガリー、パキスタンなどの国に資金援助を行っており、過去2週間で支援金2500億ドルの5分の1を使用しました。今後、金融危機がさらに悪化すると、対応に時間がかかり、2010年までに全世界の金融情勢は正常に戻らないだろうと見られています。
また、ブランチャード首席経済学者は、経済の活力を刺激するため、各国の中央銀行は現在の利率をゼロに下げるよう呼びかけました。
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