アメリカ食品医薬品局(FDA)北京事務所が19日に開設されました。これは米国が海外に設置する初の食品薬物管理機構となります。これに続き、広州と上海の事務所がそれぞれ20日と21日に開設されます。
米国保健社会福祉省とFDAは、3つの中国事務所に食品・薬品・医療機器領域の専門家8人を派遣する予定です。中国の国家食品薬品監督管理局(SFDA)や国家品質検査総局と協力して、米国の輸入基準を紹介することや、中国の食品薬物管理能力の強化を支援するほか、米国向けの中国製食品と薬物の検査を行います。
SFDAの邵明局長は、「FDAの中国事務所は、中米両国の食品薬物安全分野における協力を促す」とコメントしました。
今後、米国はこうした事務所をインド、ラテンアメリカ、欧州、中東などの地域にも設置する予定とのことです。(翻訳:黄恂恂、チェック:安藤)
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