温家宝首相が気候変動に対する技術開発に関するハイレベル研究会に出席し、談話を発表しました。その内容が、19日付けの「人民日報」で発表されました。温家宝首相は、世界的な金融危機が深刻化している中、気候変動に対応するため、国際社会は交流と協力をさらに強化しなければならないと主張しています。
その中で、温家宝首相は、「中国で現在、工業化が進んではいるが、一人当たりの温室ガスの排出量は先進国の三分の一にしか達していない。しかも、その中の多くは民衆の生活のためや、外国系企業による排出である。現在、中国は経済成長、貧困撲滅、温室ガス排出削減による多重の圧力に直面している」と述べています。
また、温家宝首相は「気候変動の背景には、先進国が長い間温室ガスを大量に排出してきたことがある。それに対応するために、先進国がまずこれまでのエネルギー消費方式を改善し、温室ガスの排出を大幅に削減しながら、発展途上国にできるだけの援助をするべきである」と主張しています。(翻訳:王丹丹 チェッカー:吉田)
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