国連の関連機構は18日、イスラエルによるガザ地区への封鎖を解除し、食品などの救援物資を地域内に運ぶよう呼びかけました。
国連のナバネテン・ピライ人権高等弁務官は18日ジュネーブで、「イスラエルの封鎖により、ガザ地区の150万人が基本的人権を奪われた。これは国際人権法及び人道主義法に違反した行為で、直ちに止めるべきだ」として、イスラエル政府がガザ地区への救援物資の輸送に便宜を提供し、住民の行動制限を解除するよう呼びかけました。
また、国連パレスチナ難民救済事業機関のカレン・アブザイド事務局長は同じ日にヨルダンの首都アンマンで、食糧の蓄えがほとんどなくなったため、イスラエルの早期の封鎖解除を主張しました。
なお、イスラエルはパレスチナ武装勢力による攻撃を受けて、12日からガザ地区を全面的に封鎖しています。(閣、吉田)
|