G20・主要20カ国金融サミットは15日、アメリカの首都ワシントンで閉幕しました。国際社会の協力強化、金融危機への共同対応、経済成長の支援で合意し、その上で世界金融システムの改革を行い、このような危機の再発を防止するよう呼びかけました。
サミット終了後、ブッシュ大統領は「IMF・国際通貨基金や世界銀行に対して改革を行うべきである。この2つの機構での発展途上国の投票権と発言権を拡大しなければならない」と述べました。
EU・欧州連合のバローゾ委員長は、「これらの合意を実際に行動に移すことではじめて世界経済の安定に対して役割を果たしたと言える」との見解を示しました。また日本の麻生太郎首相は、金融危機の拡大と再発を防ぐには、力強い経済政策を制定する必要があるとの考えを示しました。
国連のパン・ギムン事務総長とIMF・国際通貨基金のストロスカーン専務理事、世界銀行のゼーリック総裁も、今回のサミットの成果に対して歓迎の意を示し、各国が合意内容を積極的に実行するよう呼びかけました。(朱丹陽 安藤)
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