WTO・世界貿易機関駐在の中国の孫振宇大使は、12日、ジュネーブで開かれたWTO貿易融資非正式会議で談話を発表し、「保護貿易主義を放棄し、より積極的かつ開放的な貿易政策を実施し、貿易促進や内需拡大などの方法で現在の金融危機に対応するよう」各加盟国に呼びかけました。
孫振宇大使はその際、「金融危機の影響を受けて、世界の貿易規模は縮小している。IMF・国際通貨基金の予測によると、今年と来年の二年間、世界の貿易総額は5%ほど下がる見込みである。WTOの多くの加盟国、特に発展途上国の中小企業はほとんど融資難や、コストの増加、輸出減少などの困難に直面している。WTOは、関係の国際機関と連携を強め、加盟国の融資を支援すべきである。一方、各加盟国も内需の拡大に努力し、積極的に市場を開拓していかなければならない」と述べました。
孫振宇大使はまた中国が先週発表した内需を促す10の対応策の内容を紹介しました。(翻訳:王丹丹 チェッカー:吉田)
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