タイのタクシン元首相の支持者数万人が11月1日、タイの首都バンコクでソムチャイ首相への支持や軍事政変に反対する大規模集会を開催しました。
タクシン氏の支持者らはタクシン氏の写真や「民主を守る」、「軍事政変に反対」などのスローガンを掲げ、反政府勢力市民民主化同盟(PAD)に反対する書籍やDVDを配布しました。この集会へはタイ反独裁民主連盟(DAAD)の指導者と、元タイ愛国党の幹部が参加し、講演を行いました。その際、市民民主化同盟に強く反発し、軍事政変に反対し、また、2006年に制定された憲法に対して修正を加えるよう訴えました。
この集会にタクシン氏が電話を通じて参加し、タクシン氏はその中で「わたしが帰国できる方法は2つだけである。国王による特赦か、国民の力かのどちらかだ」と述べました。
この日、反政府勢力市民民主化同盟(PAD)に占領された首相官邸では反政府集会が依然として続いていたものの、混乱は見られなかったということです。(翻訳:トウ 徳花 チェック:安藤)
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