カンボジアとタイの外務省は16日、前日に両国の国境地帯で起きた衝突事件について、各自の意見を言い張っており、互いに非難しています。
カンボジアのホー・ナムホン外相はこの日の記者会見で、「カンボジアは、両国の国境地帯での衝突問題を解決する上で第三者による仲介が必要だと考えている。前日の衝突は、タイの発砲によるものだ。カンボジアは冷静を保つが、自衛の権利もある」と述べました。
これに対し、タイ外務省の報道官は直ちに、「ASEANの加盟国は、両国の対立について十分理解しており、判断力を持っている。タイは挑発行為をしなかった。それに衝突のエスカレートを望まず、カンボジアに交渉のテーブルに戻ってもらいたい」との姿勢を示しました。
(翻訳:洋)
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