アメリカのポールソン財務長官は21日、ニューヨークで、「金融危機が世界に広がりつつある中、アメリカは中国を含む世界各国とともに、協調・協力により、この危機にともに対応していく必要がある」と語りました。
これは、ポールソン財務長官が21日、米中全国関係委員会主催の晩餐会で述べたものです。また、「各国政府は引き続き資本の流通を確保していくよう措置を講じていく。資金注入と不良資産の処理により金融機構の安定化をはかり、国民の貯金を守っていくべきだ」と語りました。
さらに、「中国経済は引き続き成長を保ち、いま、たいへん困難な時期に世界経済の成長を押し進める重要な原動力になっている。このため、目下の金融危機にアメリカは中国と一層、協調と協力の関係を保ち、ともに対応していく必要がある」と表明しています。
ポールソン財務長官はまた、「今、金融危機を処理するにあたり中米は緊密で、頻繁な交流と協力をしている。このことは、相互信頼を土台にした両国の戦略的経済対話が大きなエネルギーを発揮し、良い効果を上げられることを物語っている」と強調しました。(Yan)
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