EU・欧州委員会は17日声明を発表し、今の金融危機によって発展途上国を援助する確約に背かないよう先進国に求めています。
声明は「ますますエスカレートしつつある金融危機は国際社会の貧困撲滅の努力に影響を及ぼすことになるが、それが発展途上国への援助を破棄する口実にならないよう希望している」としています。
これに対して、EU・欧州委員会の開発と人道援助担当のミシェル委員は「金融危機で一番影響を受けるのは、世界の弱者たちである。なぜなら、先進国が自国の金融機関を救うため、発展途上国を援助する確約を履行しない可能性が高いからだ」と述べました。
また、欧州委員会は「国連のミレニアム目標を実現させるため、援助国は必ず確約を遵守しなければならない」との考えを示しました。
なお、EUの公式データによりますと、EUは現在世界最大の援助方で、その金額は公式援助全体の60%を占めています。
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