中国の王岐山副首相は20日北京で、WTO・世界貿易機関のラミー事務局長と会談した際、「現在の国際金融危機に対応するにあたり、中国は国内の諸問題に取り組み、経済、金融、資本市場の安定を維持することに努める。同時に、責任ある態度と実際の行動で積極的に国際的な協力を行い、世界経済、金融市場の安定を共に維持していく」と述べました。
王岐山副首相は「現在の中国が立証しているように、改革開放がなければ、中国の発展もなかった。中国政府はこれまで一貫して貿易の自由化、円滑化を支援し、いかなる形でも保護貿易主義に反対し、多国間貿易体制を支持し、ドーハラウンド交渉の成功を推進している」と述べました。
これに対し、ラミー事務局長は「中国はドーハラウンド交渉を促進する重要な役割を果たした。各国も保護貿易主義に反対し、ドーハラウンド交渉が一日も早く終えるよう進めていく」と述べました。(翻訳:トウエンカ)
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